【絵本】『雪わたり』大人になっても忘れたくない名作絵本<10歳~12歳児おすすめ絵本>

教育

文豪・宮沢賢治の創作童話

宮沢賢治さんといえば、偉大な作家として、皆さんもご存じかと思います。
宮沢賢治さんは、36歳の若さでこの世を去りましたが、生前の彼の作品は、ほとんど一般には知られず、亡くなった後に、作品が高く評価され、国民的作家となりました。
そして、本記事の絵本『雪わたり』は、雑誌に掲載されたデビュー作品で、本作で5円の原稿料を得たが、これは生涯に宮沢賢治さんが手にした唯一の原稿料であったと伝えられています。

宮沢賢治さんの空想的な文章を、いもとようこさんの温かい雰囲気で描かれた絵本をご紹介します。

子狐たちの幻灯会にご招待⁉【あらすじ】

タイトル:雪わたり
作:宮沢 賢治
絵:いもと ようこ
出版社:金の星社
ページ、サイズ:39p、31×23.2㎝
絵本ナビ

<五つ星評価>
ストーリー:★★★★
絵・しかけ:★★★★★
教育・知育:★★★★
笑い・感動:★★★★
◇総合評価:★★★★


雪の降り積もった日、四郎とかん子は野原に遊びにゆき、森で狐をからかう歌を歌っていると本当に狐がやってきました。
子狐の紺三郎が、二人に、きび団子をすすめるが、かん子がつい、「キツネの団子は兎のくそ」と失言します。
それを聞いた紺三郎は笑っていいました。
「嘘つきは人間の大人のほうです。」と主張し、それを説明するための幻灯会に2人を招待するそとの事…。
二人は入場券をもらって、幻灯会に出かけますが………。


幻灯会では、どんな催しがされているのでしょうかね?

絵が上手く物語を伝えている作品【感想・まとめ】

宮沢賢治さんの作品は、少々難しい文章が使われて表現されています。
文章だけを読んでいると、絵本の内容がピンとこないお子様もいるかと思いますが、「いもとようこ」さんの優しくて温かみを感じる絵を見ながら読むと、なんとなく伝えたいことが理解できるような感じがします。
絵本のサイズも大きくて見やすいので、小学生が文学作品に馴染む本として、おすすめの絵本だと思います。
『雪わたり』は、色々な作家が絵本として発表しているので、他の作家の絵本を読み比べてみるのも、おもしろいかもしれませんね。

絵本選びの参考にしていただければ幸いです。

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