アニメーション映画『シュレック』の原作者

この絵本の作者、「ウィリアム・スタイグ」さんは、1907年生まれのアメリカ人の絵本作家で、もともとは、マンガやイラストを手掛ける仕事をしていました。
そして、1968年の61歳の時に、絵本作家へ転向し、この絵本、『ロバのシルベスターとまほうのこいし』で、アメリカで最も権威のある児童書の賞である「コールデコット賞」を受賞。
それから、数々の児童絵本を発表するたび、いろいろな賞を受賞しました。
その絵本の中で『みにくいシュレック』という絵本は、アニメーション映画『シュレック』の原作となった絵本でもあります。
そんな大人気作家の絵本をご紹介いたします。
願いがかなう石【あらすじ】
作・絵:ウィリアム・スタイグ
訳:せた ていじ
出版社:評論社
サイズ:28.3×21.7㎝
<五つ星評価>
ストーリー:★★★
絵・しかけ:★★★★
教育・知育:★★★
笑い・感動:★★★★
◇総合評価:★★★★
ある雨の日、ロバのシルベスターは、なんでも望みが叶う、《魔法の小石》を見つけ、大喜びで家へ帰ろうとします。
ところが、その途中、ライオンに出会ってしまいました。
そこで……。
さあ大変‼目の前にライオンが現れた‼
でも手には、なんでも望みが叶う、《魔法の小石》を持っているよ!
ロバのシルベスターは、とっさに何をお願いするのかな……?

「こんなすてきな五月晴れに、シルベスターがいてくれたら、どんなにうれしいでしょう」
おくさんのことばを聞いて、ダンカンさんはかなしそうに、じめんに目をおとしました。
「父さんは、そう思いませんか?」おくさんがこう言いますと、ダンカンさんは、
「どうして、そんなことを言うんだ?」という顔をしました。
ふたりは、この上ないかなしみをこめて、見つめあいました。
「ああ、もとのぼくになりたい。ああ、ほんとのぼくにもどりたい!」
シルベスターは、しんけんに思いました。
と、思うが早いか、そうなりました!
それからあとは、ごそうぞうにおまかせします。――だきあうやらキスするやら
わけを聞くやら答えるやら、うっとり見つめるやら、われをわすれておどるやら――
良かった~!無事、家族に出会えたみたいだね!
でも、「もとのぼくになりたい!」なんてお願いするなんて、いったい何だろうね?
……。
「海外の作家」に関連する絵本として、こちらも多く読まれています。
【絵本】『ピムとポム ねこのえんそうかい』アニメにもなった人気キャラ<3歳~5歳児おすすめ絵本>
家族愛を伝える絵本【感想・まとめ】
この絵本は、日常の、ごく普通に家族と暮らしていることが、最も幸せな事だと感じさせてくれる絵本だと思います。
絵本を読み聞かせした後は、お子さんとハグしたくなるでしょうね♡
文章が、ちょっと長いので、お子さん一人で読むには、小学校低学年ぐらいが良いかと。
読み聞かせするなら、4歳児ぐらいから、楽しく読み聞かせできる絵本だと思います。
『この記事を読んだ方にも《魔法の石》が見つかるといいですね♪』
絵本選びの参考にしていただければ幸いです。
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