【絵本】『リネアの小さな庭』絵本というより「植物栽培読本」です<9歳~12歳児おすすめ絵本>

シリーズ作品

海外で評価の高い二人の女性作家

この絵本は、少女リネアを主人公にしたシリーズ絵本で、アメリカ図書館協会選定図書です。

アメリカ図書館協会選定図書とは?

アメリカ図書館協会が公共図書館に適していると認めた図書のことです。
各専門分野の選定委員約50名が、実際の書籍を一冊一冊に必ず目を通し、選定されます。
アメリカ合衆国に本拠を置き、図書館と図書館教育を国際的に振興する団体であり、世界最古かつ最大の図書館協会です。

シリーズの最初の本は「リネア モネの庭で」という絵本が出版され、欧米では、100万部を超えるベストセラー絵本となりました。
絵本の作者ですが、文を担当している「クリスティーナ・ビョルク」さんと、絵を担当している「レーナ・アンデション」さんというお二人の女性作家による作品で、お二人ともスウェーデンのストックホルムという都会生まれでありながら、とても自然が大好きで、絵本を創作する仕事場も、都会から離れた田舎家に作ったそうです。

そんな自然を愛する女性作家の絵本をご紹介します。

リネアは植物が大好きです【あらすじ】

タイトル:リネアの小さな庭
文:クリスティーナ・ビョルク
絵:レーナ・アンデション
訳:山梨 幹子

出版社:世界文化社
サイズ:24×17㎝

<五つ星評価>
ストーリー:★★
絵・しかけ:★★★★
教育・知育:★★★★
笑い・感動:★★
◇総合評価:★★★


リネアは植物が大好きです。
リネアは部屋中に植物を育てています。
オレンジ、ぶどうなど、フルーツを種から育てます。
もっとも育てるのが楽しいフルーツはアボカドです。
とにかく、大きく育つのです。
植物には、どうして水が必要なのか?
どうして光が必要なのか?
リネアの疑問に、元庭師のブルームさんが植物の大切とともに、分かりやすく答えてくれます。
……。


本書は、室内で花づくりや庭造りをしたいと思う子供たちに、知識と感動を与える絵本です。

まさに「植物栽培読本」です【感想・まとめ】

この絵本は、一般的に絵本と呼ばれる子供たちに読み聞かせするようなものではないです。
まさに「植物栽培読本」です!
植物の手入れ方法などが細かく記載されており、上手な水のやり方、植え替えの仕方など、ガーデニングのノウハウを学ぶ本です。
子どもに読み聞かせするようなものではなく、植物の栽培に興味をもたすための教科書といったほうが近いのかも…。
小学校高学年ぐらいから楽しめる感じで、子どもより、ガーデニングが好きな大人の人が一番楽しめる絵本ではないでしょうか。

絵本選びの参考にしていただければ幸いです。

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