【絵本】『セロひきのゴーシュ』大人になっても忘れたくない いもとようこ名作絵本<10歳~12歳児おすすめ絵本>

ねずみ、マウス

宮沢賢治の人気童話を、いもとようこが描く作品

日本を代表する詩人・作家である「宮沢賢治」は、みなさんもご存じですよね。
『セロひきのゴーシュ』は、絵本だけでなく、映画、音楽、マンガ等々、たくさんの人が、いろんな分野で作品として発表されております。


そんな有名な童話を、これまた日本を代表する絵本作家・挿絵作家の「いもとようこ」さんが手がけるという、何とも贅沢な絵本でございます。

宮沢賢治さんの空想的な文章を、いもとようこさんの幻想的な挿絵で表現されており、童話のイメージが広がっていく魅力的な絵本をご紹介します。

動物たちとの交流で成しえたセロの上達【あらすじ】

タイトル:セロひきのゴーシュ
作:宮沢賢治
絵:いもとようこ

出版社:金の星社
サイズ:31×23㎝
絵本ナビ

<五つ星評価>
ストーリー:★★★
絵・しかけ:★★★★★
教育・知育:★★★
笑い・感動:★★★
◇総合評価:★★★


ゴーシュは、映画館の楽団 に勤めるチェロ演奏者です。
でも、たくさん練習しても、なかなか上手くチェロを弾けません。
音楽発表会の練習でも、ゴーシュだけ音程がずれてしまい、指揮者の学長から、厳しい言葉を浴びせられます。
自信を失いつつあるゴーシュですが、家に帰って、必死にチェロの練習をしていると、一匹の三毛猫が訪ねてきました……。



才能がないと思われたチェリストが、動物たちとの交流により演奏技術を向上させる姿を描いた作品です。

「童話」に関連する絵本として、こちらも多く読まれています。
【絵本】『幸福の王子 THE HAPPY PRINCE』童話を読んであげよう<5歳~7歳児おすすめ絵本>

童話として読むと…子供には難解…?!【感想・まとめ】

宮沢賢治さんの作品は、まだ私が学生の頃、「銀河鉄道の夜」の読書感想文を書かされたような…。
その時は、文字だけの短編小説で読んだけど、ストーリーを、ほとんど覚えてないので、多分、難しかったからだと思います…。

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この作品『セロひきのゴーシュ』も、読んだときは、正直、物語を理解するのに一苦労…。
宮沢さんの作品は、独特の言い回しが多くて、哲学的?人間の感情を、別の形に置き換えて表現する作品(この絵本だと動物)なので、私みたいな頭の中が「お花畑~♪」の人には、馴染めないかも…。
それでは、何故、この絵本を手にしたのか?
それは…、いもとようこさんの絵が魅力的だからです!
絵本のサイズが、通常の絵本より大きいので、鑑賞用の絵本として、満足できる作りになっております。(笑)

小学校高学年向けのおすすめ絵本かと思います。
大人が小説本を好んで読むように、この絵本を読むのも大変良いかと思いますよ!

絵本選びの参考にしていただければ幸いです。



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