子どもの好きな絵本の「ジャンル」って何だろう?

絵本のジャンルって色々あるけど、子どもが好きなジャンルってなんでしょうね。
動物や昆虫、果物やお菓子、あ。うんちのお話とか大好きかな(笑)
そんなジャンルの中で人気なのが「お化け」のお話ですかね。
子どもは、「お化けはこわーい。」と何となくわかっているけど、「本当はどうなの?」と興味津々に見ちゃいます。
そんな、お化けを題材にした絵本をご紹介します。
昔のおばけのようだけど、今どきのおばけ?
文:富安 陽子
絵:飯野 和好
出版社:童心社
サイズ:縦26.5㎝、横19㎝
<五つ星評価>
ストーリー:★★★
絵・しかけ:★★★
教育・知育:★★★
笑い・感動:★★★
◇総合評価:★★★
髪の毛のない、ピッカピカの丸い頭がお布団に寝ています。
「わがはいは のっぺらぼうで あーる。なまえなんて、ない。のっぺらぼうは ただ、のっぺらぼうと よばれるだけで あーる。」
今度は、お布団に寝転がっている顔が見えました。
でも、その顔には、目や鼻、口やまゆ毛もなく、頭のように、ピッカピカの丸い顔しかありません。
「のっぺらぼうの くらしは たのしいので あーる。おばけは はやおきなんて しないので あーる。」
顔の上から見ても、正面から見ても、同じようなまん丸顔。
のっぺらぼうは、何もない顔なので あーる。 ……
「おばけ」に関連する絵本として、こちらも多く読まれています。
【絵本】『おばけだじょ』子供はみんな「おばけ」が大好き♪<2歳~4歳児おすすめ絵本>
文の中に、「~あーる」というフレーズが、ちょくちょくで出てきて、聞いてるお子様も、「~あーる」の声で笑っちゃいます。
また、お話の展開で、のっぺらぼうのお出かけ前の準備が描かれていて、
「きゅうりのパック」で美肌効果のお手入れ。
「のっぺらふで」でメイクブラシを使ったお化粧。
「のっぺら手ぬぐい」でメイク落とし。
などの、今どきのお母さんがしているメイク術が出てくるので、全然怖くないお化けに、お子様も楽しんで絵本を見ちゃいます。
絵の色調が、ちょっと暗い感じで、怖いイメージを演出しているのですが、ストーリーは面白おかしく描かれているので、絵本を読んだお子様は、「おばけは、全然怖くないよ!」て思っちゃうでしょうね。
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