長く愛される作品を作り続ける絵本作家

この絵本の作者をご存じの方は多いはず。
絵本界の大御所と言っても過言ではない、絵本作家「五味太郎」さんの作品です。
五味太郎さんの作った絵本は、これまでに400作以上の絵本を手がけてるそうです。凄いですよね~!
この絵本の特徴は、絵の窓に、穴が空いている「しかけ絵本」になっていて、遊び心を加えた作品となっています。
単純に読み聞かせだけをするのではなく、ページをめくりながら、楽しめる絵本になっているので、お子様も夢中になるでしょう。
動物さんは、どんなお部屋で寝てるかな?【あらすじ】
作・絵:五味太郎
出版社:偕成社
サイズ:縦22.5㎝ 横23.5㎝
<五つ星評価>
ストーリー:★★★★
絵・しかけ:★★★★★
教育・知育:★★★
笑い・感動:★★★★
◇総合評価:★★★★★
空から、サンタクロースが来ましたよ。
「きょうは どうやら クリスマス。」
背中に大きな袋をかついでいます。
みんなへの贈り物かな?
さあ、みんなのお家をまわって、クリスマスの贈り物を配ります。
窓の外から、そーっとのぞいて、誰のお部屋なのか確認。
どうやら、サンタさんは、そのお部屋で寝ている動物さんに、お似合いの贈り物をしたいみたい。

窓からのぞいてみると、ネコさんの寝顔。
ネコさんにお似合いの贈りものは…可愛いリボン!
サンタさんは窓越しに、そっと贈り物を中に置いていきましたが……。
外からの窓の奥に見えるのは、ネコさんなのですが、次のページをめくると…、《部屋の中の様子が描かれているしかけになっています。》
…なんと、そこに寝ていたのは「ネコ」の絵柄のパジャマを着たブタさんだったのです!
どうやら、あわてんぼうのサンタさんの勘違いだったみたい(^^;。
サンタさんが贈り物を配った翌日、間違った贈り物をもらったみんなは、どうしたのかな?
ラストシーンは絵本を見てからのお楽しみ♪
「クリスマス」に関連する絵本として、こちらも多く読まれています。
【絵本】『ぐりとぐらのおきゃくさま』ずっと愛され続けているねずみキャラ<3歳~5歳児おすすめ絵本>
クリスマスでなくても読んで楽しい絵本【感想・まとめ】
この絵本ですが、個人的には、上位ランキングするぐらいの大好きな作品です。
「穴あき」というシンプルなしかけを、非常に上手く取り込んでいる作品だと思います。
家の外観の絵から、ページをめくると、部屋の中の絵が描かれているので、お子さんの感情としては、「この動物さんは、こんな家で、こんなお部屋の中に住んでいるんだあ。」という好奇心が沸いてくると思います。
あと、絵のサンタさんも、作家の五味太郎さんが意識して描いたのかわかりませんが、正直、サンタさんにみえないところが、「まあ、このおじさん(サンタさん)なら、贈り物を間違えても仕方がないか…。」ってなっちゃいます(笑)。
正直、「クリスマスにおすすめしたい絵本」という作品ではないです。
と言うのも、決して悪い意味ではなく、クリスマスの雰囲気をあまり感じさせない絵本なので、いつ読んでも、楽しくて素晴らしい絵本という意味です。
ぜひ、お子様に読んでほしいおすすめの絵本です。
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