絵の魅力は「コラージュ」の技法

絵本作家で有名な人をあげるとすれば、この人が一番にあがるのではないでしょうか。
そうです。エリック・カールさんです。
不思議と子供たちを絵の世界に引き込む作品を、次々と作り上げた人物なのですが、この方の絵の魅力は何なのかを、ちょっと調べてみました。
鮮やかな色彩が際立つ独特な絵となっているのですが、これは「コラージュ」という技法を使って描いているようです。
コラージュ(collage)は、フランス語で「糊(のり)付け」の意味らしく、新聞・布片・針金などをいろいろ貼り付けて、特殊な効果を出す現代アートの技法とのこと。
作成手順としては、
①下絵を描く。
②色を塗ったティッシュペーパーを下絵に貼り、下絵をカッターで切り抜く。
③切った絵を、べつの紙に糊で貼っていく。
④貼り絵の上からタッチを加えて完成。
絵をかいて、紙を貼って、紙を切って、また絵を描く…。はあ…私には無理…(-_-;)
良い作品というのは、とても手間のかかる技法によって生み出されていたのですね。
シッポで何の動物なのかわかるかな?【あらすじ】
作・絵:エリック・カール
出版社:偕成社
サイズ:縦13㎝ 横18㎝
紙質:ボードブック(厚手の紙)
<五つ星評価>
ストーリー:★★★
絵・しかけ:★★★
教育・知育:★★★
笑い・感動:★★★
◇総合評価:★★★
小さなネズミさんは、ひとりぼっち。
だから、お友だちを探しに出かけます。
「ね、ぼくのともだちになって!」
絵本ナビ
おやおや?ねずみさんが、誰かに声をかけてますね。
「ね、ぼくのともだちになって!」
でも、声をかけているのは、動物のシッポのような…。
何の動物なのかわかるかな?
さてさて、小さなネズミさんは、お友だちを見つけられるかな?
この絵本の文章は、ほとんどないです。というか「ね、ぼくのともだちになって!」のセリフだけでほぼお話が進みます。
読み聞かせをするというより、子どもと一緒に、絵を見せて楽しむ作品で、まさに乳児向けの絵本となっています。
「1歳~3歳児におすすめする絵本」として、こちらも多く読まれています。
【絵本】『こぐまちゃんおはよう』子供のしつけを絵本で教える<1歳~3歳児おすすめ絵本>
乳児の子どもに最適な素材「ボードブック」【感想・まとめ】
1歳~2歳児の乳児のお子様は、絵本を上手く扱えません。
なので、新しく買った絵本を破いちゃうことなんて多々あります。
そんな絵本が壊れる心配を、極力減らそうと開発されたのが「ボードブック」なのです!
ボードブックとは「厚手の紙」のことですね。段ボールのようなものです。
<ボードブックの良い点>
・壊れにくい。破れにくい。
・めくりやすい。ページが掴みやすい。
・小さい絵本が多い。乳幼児が扱いやすい。
<ボードブックの悪い点>
・厚手の紙なので少し重い。
・子供の足などに落下したら重いので痛い。
乳幼児の絵本を選ぶ基準として、ボードブックを集めるのも良いかと思います。
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