『どろんこハリー』で有名作家となった名コンビ

この記事でご紹介する絵本の作者は、アメリカ人の著者で、文担当のジーン・ジオンさんと、絵担当のマーガレット・ブロイ・グレアムさんのお二人で手掛けております。
このお二人というのは、あのロングセラー作品「どろんこハリー」を書いた作家でもあります。
そんな名コンビが手掛けた今回の絵本は、動物が主人公ではなく、人間の子どもが主人公のお話となっております。
7月4日の独立記念日(インデペンデンス・デイ)に巻き起こるストーリーが、アメリカ人作家らしい雰囲気を感じさせます。
月の明かりで雪が解けちゃうよ!【あらすじ】
文:ジーン・ジオン
絵:マーガレット・ブロイ・グレアム
訳:ふしみ みさを
出版社:岩波書店
ページ数、サイズ:32p、20.7×16.7㎝
<五つ星評価>
ストーリー:★★★★
絵・しかけ:★★★
教育・知育:★★★
笑い・感動:★★★
◇総合評価:★★★
冬の季節に、ヘンリーと、お兄ちゃんのピーターは雪だるまを作ります。
その夜、月明りに照らされる雪だるまを見ていたヘンリーは、なんだか月の光に雪だるまが溶けてしまいそうな感じがして眠れません…。
心配になったヘンリーは、ベッドから起き上がり、そーっと静かに外に出て、雪だるまを抱き上げて、家の中にある冷蔵庫の中へ入れちゃいます…。
そして、月日が流れ、夏の季節となり、もうすぐ7月4日の独立記念日(インデペンデンス・デイ)が近づいてきます………。
外にいた雪だるまも、これで溶けずに一安心だね♪
7月4日の独立記念日(インデペンデンス・デイ)には、アメリカ合衆国全土でお祝いするんだ!
その日にヘンリーと雪だるまに一体何が起こるのかな…?
「夏」に関連する絵本として、こちらも多く読まれています。
【絵本】『こぐまのまぐのなつやすみ』夏休みは何しようか?<6歳~8歳児おすすめ絵本>
子どもの発想をコミカルに描いた作品
この主人公のヘンリーの発想におもわず笑っちゃいました(*^▽^*)
まず、冷凍庫に雪だるまを入れて、溶けるのを防ぐという発想は賢い!
だけど…、月の明かりで雪は溶けません~!(笑)
この賢いようで、ちょっと子供らしさを表現しているところに、おもしろさを感じますね。
ちょっとネタバレになっちゃいますが、市長も巻き込むような騒動になるところが、何かニューヨーク生まれの作家らしいストーリーになっていると感じました。
7月4日の独立記念日(インデペンデンス・デイ)に読む絵本として良いかもしれないですね♪
絵本選びの参考にしていただければ幸いです。
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