世界的に有名な「あの人」の作品です【しかけ絵本】

全世界で愛された絵本「はらぺこあおむし」の作者ですよ~。
そうです。あの「エリック・カール」さんの作品です。
2021年5月、91歳でお亡くなりになりましたが、それまでに出版した絵本は、40作以上にのぼり、出版部数も5500万部以上なんですって。凄い…。
そのたくさんの作品の中で、幼児の脳を育てる「聴覚」を刺激して楽しめる「しかけ絵本」をご紹介します。
「何がいるのかなー?」海の中に生きる色々な魚たちを、色鮮やかに描いている
作・絵:エリック・カール
訳:佐野 洋子
出版社:偕成社
サイズ:縦31㎝、横23.5㎝
<五つ星評価>
ストーリー:★★★★★
絵・しかけ:★★★★★
教育・知育:★★★★★
笑い・感動:★★★★★
◇総合評価:★★★★★
タツノオトシゴのお父さんは子育てに奮闘中。他のお魚さんたちに出会いながら、子育てにも頑張るお話です。
絵本ナビ
また少し行くと、違う魚に会いました。
タツノオトシゴのお父さん:「元気かい?ナマズくん。」
ナマズのお父さん:「最高だね!ほくの奥さんがね、卵を産んでね、卵は赤ん坊になったばかりでね、今、赤ん坊の面倒を見ているのさ。」
タツノオトシゴのお父さん:「よくやったね!」
タツノオトシゴのお父さんは、海の中を泳いで行きました。……
登場するお魚さんは、ちゃんとした生態をもとに描かれていて、絵本を読まれる親の方にも、「へぇ、このお魚の生態って、そうだったんだ~!」と感心しちゃう人もいるかもしれないですね。
仕掛けとしては、絵本の間に、透明フィルムが挟んでおり、擬態する魚が隠れていて、そのフィルムシートをめくると…お魚がいました~♪という感じになっています。
絵本のサイズは、< 縦31㎝、横23.5㎝ > 一般の絵本に比べ、少し大きめで高さがあります。
本棚に収めるときは、横置きになっちゃうかも。
「エリック・カール」に関連する絵本として、こちらも多く読まれています。
【絵本】『だんまりこおろぎ』エリック・カールの「音」の出るボードブック<おすすめのしかけ絵本>
私の感想を思わず長々と話したくなるほど、素晴らしい作品です!
正直言うと、私自身は、エリック・カールさんの絵が好きではないんです!💦※エリック・カールさんのファンの皆様、ごめんなさいm(__)m。
だけどね、この絵本だけは、すべてを愛してしまったわけなのです!♡
<絵>、<ストーリー>、<仕掛け絵本の使い方>、どれもがパーフェクトです!
<絵>の評価ですが、エリック・カールさんの絵って、目がチカチカするぐらい色使いがすごいじゃないですか?
私は、正直、そこが嫌いなのです。※ホントにごめんなさい(>_<)
ですが、この絵本だけは、その色彩が大事な要素なのです。
その色彩があるからこそ、「海の世界観」や、本の「仕掛け」が生きているのだと強く感じました。
そして、魚本来の生態を取り入れた<ストーリー>の奥深さ。
この絵本のストーリーが、もの凄い良くできていて、子どもに絵本を読んだ後、ジーンと目頭が熱くなってきて、もう我慢できず、泣いちゃいました~♪※子どもが心配そうな顔してましけど(笑)
タイトルにもあるように、子育て中の「お父さん」に、是非読んでほしい絵本かと思います。
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