【絵本】『さかなは さかな』かえるの まねした さかなの はなし<3歳~5歳児読み聞かせ絵本>

教育

エリック・カールの才能を見出した人

絵本作家レオ・レオニさんをご紹介します。
レオ・レオニさんは、あの『はらぺこあおむし』の絵本作家で有名な「エリック・カール」さんの才能を見出し、絵本の仕事を勧めた人でもあります。
絵本としては、代表作として『スイミー』が日本でも人気となり、その他40冊ほどの絵本を発表しています。
主に、生き物を題材にした作品が多い感じですね。

紹介する絵本は、生き物の「魚」を題材にした作品をご紹介します。

空飛ぶ魚を想像するけど…?【あらすじ】

タイトル:さかなは さかな
作・絵:レオ・レオニ
訳:谷川 俊太郎
出版社:好学社
ページ数、サイズ:30p、28×23.2㎝
絵本ナビ

<五つ星評価>
ストーリー:★★★★
絵・しかけ:★★★★
教育・知育:★★★★
笑い・感動:★★★★
◇総合評価:★★★★


池の中に、一匹の小魚と、仲良しのオタマジャクシがいました。
オタマジャクシは成長し、手足が生え、カエルと成長し、川から陸にあがりました。
陸に上がったカエルは、地上で暮らす生き物たちを、小魚にお話しします。
翼を使って空を飛ぶ「鳥」。
角があって四本足の「牛」。
そして、「人間」。
地上を知らない小魚にとっては、見たこともない生き物を想像すると、居ても立っても居られず、陸に上がりたくなってしまいます………。

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カエルから聞いた地上のお話は、小魚さんにとっては、見たこともない生き物の話なので、すごい想像をしているみたい…。

「海外作家」に関連する絵本として、こちらも多く読まれています。
【絵本】『オスカルとはらぺこドラゴン』機転を利かせて生き残る<5歳~7歳児おすすめ絵本>

まさに「隣の芝は青い」【感想・まとめ】

この絵本のストーリーが、ことわざにある「隣の芝生は青い」を物語っています。
もともとは、西洋のことわざ「The grass is always greener on the other side of the fence.」の訳語らしいので、作者が意識して作品を作ったのかもしれませんね。
「他人のものが良く見える」といった感じで、小魚の心情としては「池の中より、陸が良いかも」と思っちゃったのですね…。
読み聞かせの際は、「周囲に惑わされず、自分にあった生き方」を教えるといいかもしれないですね。

絵本選びの参考にしていただければ幸いです。

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