【絵本】『ごろべえ もののけのくにへいく』怖いもの知らずのお侍<3歳~5歳児読み聞かせ絵本>

妖怪、おばけ

昔から語り継がれきた民話のような絵本

民話というのは、昔から代々受け継がれたお話で、例えば「桃太郎」や「一寸法師」などがありますが、現代の絵本作家で、そのような昔話を執筆する人は数少ないと思います。
その、最近では見られない民話のような絵本をご紹介します。
絵本の最初の出版は、2018年12月20日に第1刷発行。
作者は「大友康夫」さんで、1946年埼玉県生まれ。
さまざまな職業を経たのち、わが子に触発され絵本を描きはじめる。
作品に『どうすればいいのかな?』などの「くまくんの絵本」シリーズ、『ざりがにのおうさま まっかちん』『いちばんでんしゃの うんてんし』(いずれも福音館書店)、『わたし おしゃれをするの』『ありがとう どういたしまして』(童心社)、「くまたくんの絵本」シリーズ(あかね書房)、「3人のまじょとドラゴンのおはなし」シリーズ(偕成社)など多数。

たくさんの絵本を描いた作家の作品で、昔から語り継がれていたような《童話》のような物語絵本をご紹介します。

「怖い」とは何ぞや?【あらすじ】

タイトル:ごろべえ もののけのくにへいく
作・絵:おおとも やすお
出版社:童心社
ページ数、サイズ:32p、20.7×22.2cm
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<五つ星評価>
ストーリー:★★★★★
絵・しかけ:★★★★
教育・知育:★★★★
笑い・感動:★★★★★
◇総合評価:★★★★★


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むかし、「ただの ごろべえ」という さむらいが いた。
ちからの つよさは ひゃくにんりき。
けんを とれば むかうところ てきなし。
”ただのごろべえは にっぽんいち つよい さむらい”
という ひょうばんであったから、
くにじゅうから とうさんと かあさんが
あかんぼうを つれて やってきた。
ごろべえに だいてもらえば、
げんきに つよく そだつ、
という わけなんだ。

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そんな ごろべえにも たったひとつ
こまったことが あった。
いちどとして「こわい」と おもったことが なかったのだ。
よるの はかばで ぞっとした、
ゆうれいの はなしを きいて ぞっとした、
もののけに でくわして こわかった、と きくたびに
ごろべえ、はてさて こわいとは どんな きもちなのだろう、
ぞっとするとは どんな ことだろうと、
おもうばかりだった。

寺の和尚様に相談。
和尚様曰く、「北西の方角に”もののけ”たちの国がある。そこへ行けば、怖い思いやゾッとする思いをするでしょう。」と教えてもらい、さっそく、”もののけの国”に向かうが………。


さてさて、ごろべえさんは、”もののけ”に出会って怖い思いをするのかな…?

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『まんが日本昔ばなし』を思い出す【感想・まとめ】

私が子供の頃に、大好きだったアニメ『まんが日本昔ばなし』を思い出しました~(笑)。
アニメにもできるんじゃないかと思えるぐらい、ストーリ―が良く、最後のオチも大好きですね♪
民話として、後世に語り継がれてもよい物語だと感じました。
是非とも、お子様に読み聞かせしてほしいおすすめの絵本です♪

絵本選びの参考にしていただければ幸いです。


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