作者はパリの大学で心理学の修士号を取得したフランス人?

この絵本を購入した根拠は、なんとなく一角獣のキャラクターに惹かれたのが理由なのですが、絵本の最後のページにある作者の概要欄を見ると、なんだかスゴイ経歴のある人みたいです。
<オーレリー・シアン・ショウ・シーヌ:パリ第3大学で児童心理学に主眼をおいた情報とコミュニケーションに関する修士号を取得。10年間アニメ制作に携わったのち、児童書の作家としてガストンシリーズでデビュー。ソフロロジーによるセラピーのメソッドを学ぶ、教育機関などでワークショップを行っている。>
「大学で修士号…。」これだけ凄い経歴のある人の作品なら、子ども自身に<セラピーメソッド?>を与えてくれる絵本なのかも…。
この絵本の主人公、一角獣の子ども「ガストン」というキャラクターは、シリーズ絵本としても登場している人気キャラです。
一角獣「ガストン」のお話【あらすじ】
文・絵:オーレリー・シアン・ショウ・シーヌ
訳:垣内 磯子
出版社:主婦の友社
サイズ:縦18㎝ 横18㎝
<五つ星評価>
ストーリー:★★★
絵・しかけ:★★★
教育・知育:★★★
笑い・感動:★★★
◇総合評価:★★★
この子は、ユニコーンの子ども「ガストン」。
お外で遊ぶのが大好きで、気持ちも明るくなっちゃう。
だけど、時間がたつにつれて、とっても、嫌な気分…。
それは、真っ暗な夜が怖くてしょうがないんです。
一人でベッドに寝るのが怖いみたい…。
だから、寝るのを遅らせるためにガストンが考えたことは…。
「海外の絵本作家」に関連する絵本として、こちらも多く読まれています。
【絵本】『だいすきだよ おつきさまにとどくほど』寝る前に、子どもに読み聞かせしたい絵本<3歳~5歳児おすすめ絵本>
「ガストン」は魔法のたてがみを持っているんだ!
たてがみの色は、気分によって変わるんだよ!
レインボー … 絶好調
イエロー … 幸せ
ピンク … やきもち
レッド … 怒ってる
オレンジ … しょんぼり…
パープル … 恥ずかしい
グリーン … 怖い
スカイブルー … すねてる
ブルー … 悲しい
君の今の気持ちは、何色かな?
一人で寝る子の悩み?海外ならではのストーリー
ストーリーを改めて読み直すと、ちょっと違和感を感じました。
これって海外ならではの子どもの悩みなのかと…。
お子さんを一人で寝かせる風習は、日本の家庭では、ほとんどないと思います。
この絵本の作者が、フランス人なので、このような子どもの悩みを解消しようと作られた作品ではないでしょうか。
まあ、子どもの自立心や感情のコントロールが必要なのは、世界共通ですから、お子さんの気分を整える教育材料として、おすすめの絵本です。
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