絵本だからこそ伝わるおもしろさ

ご紹介する絵本の作者「五味太郎」さんをご存じの方は多いですよね。
これまでに手掛けた絵本の数はなんと400冊以上になるそうです!
五味太郎さんの作品には、絵を活用した楽しめる絵本が多いですね。
代表的な作品に「きんぎょが にげた」がありますが、あの絵本も「絵の中から探す」という絵を活用した作品になっていますよね。
この絵本もそんな「あっ!」と驚くような絵が生かされる内容となっています。
「くじら」という魚?を捕まえろ!【あらすじ】
タイトル:くじらだ!
作・絵:五味太郎
出版社:岩崎書店
サイズ:24.6×21.7㎝
作・絵:五味太郎
出版社:岩崎書店
サイズ:24.6×21.7㎝
<五つ星評価>
ストーリー:★★★★
絵・しかけ:★★★★
教育・知育:★★★
笑い・感動:★★★★★
◇総合評価:★★★★
絵本ナビ

みずうみ、ただひとつの しま、あがって ぐるりと ながめたが、
やっぱり みえない、くじらは いない。
いりえの ほうにも いってみたけど……やっぱりいない。
「くじらのやつ、おそれをなして もぐったとみえる……」

こちらで どぼんと
もぐって みたけど、
くじらは いない。
あちらで ぼちゃんと
もぐって みたけど、
やっぱり くじらは
いないんだ。
………。
いったい、渡り鳥が見たという「くじら」は何処にいるのでしょうかね……?
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最後のオチでおもしろさが伝わる絵本【感想・まとめ】
ちょっとネタばれになっちゃいます。
クジラという生き物は、本来、海に生息する動物で、湖にいるはずがない…。
おまけに魚ではなく、哺乳類に分類しますという説明しているおじさんがいるのに、周りの漁師たちは、「食べられる魚」という誤った認識だけで、捕獲に動き出すなんて、なんとも早とちりな行動で笑っちゃいますよね!
でも、渡り鳥が空から見たという「クジラ」は、湖にちゃんといたのです!
オチがばれちゃったかな…(^_^;)
絵本選びの参考にしていただければ幸いです。
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