作者は「だるまさんが」の絵本で有名なあの人

わらべ歌をユーモアたっぷりにアレンジした作品が、子どもに大人気となり、大ヒットした絵本「だるまさんが」をご存じの方は多いはず。
その作者<かがくいひろし>さんが、今度は、わらべ歌「おしくら まんじゅう」で絵本を出しちゃいました~。
わらべ歌を知ってる人は、ワンフレーズを歌いきりたいですよね。
でも、<かがくいひろし>さんの絵本は、最後まで歌わしてくれないのです(笑)
「だるまさんが」の絵本も、《だ~るまさんが~ こ~ろんだ♫》の後に、何かあるかと思いきや、そうはさせないおもしろさ。
「おしくら・まんじゅう」だって、《おしくら まんじゅう おされて 泣くな♫》というフレーズを歌わしてくれそうにありません(笑)。
そんな、「プッ!」って吹き出して、笑ってしまう絵本をご紹介します。
赤と白のまんじゅうが、シンプルだけど可愛い
作:かがくい ひろし
出版社:ブロンズ新社
サイズ:縦18㎝ 横22.5㎝
<五つ星評価>
ストーリー:★★★★
絵・しかけ:★★★★★
教育・知育:★★★
笑い・感動:★★★★
◇総合評価:★★★★
登場キャラクターは、まんまるお顔の赤と白のまんじゅうちゃん。
赤は女の子で、白が男の子にようにも見えちゃうけど…?

「そーれ」
「♪おしくら こん にゃく」
ん?「まんじゅう」ではなく「こんにゃく?」…。ええーっ!何でーっ!
絵をよくみると、「そーれ」の掛け声している子は、<こんにゃく>くんだねー。
<こんにゃく>くんが押されると… さあ、どうなるかな~。
「シンプル」に関連する絵本として、こちらも多く読まれています。
【絵本】『りんごが コロコロ コロリンコ』リズムを取りながらシンプルな絵本を読む<1歳~3歳児おすすめ絵本>
絵本のサイズは < 縦18㎝ 横22.5㎝ >。
小さいので、幼児のお子様でも持ちやすいと思います。
登場するキャラクターの特徴を、上手くストーリーに盛り込んでいて、子どもたちにも、分かりやすい流れになっていると思います。
かがくいさんの絵は、個人的にも大好きで、色をぼかすような描き方が、優しい雰囲気を演出してる気がします。
また、キャラクターの表情も、シンプルだけど、目や口や眉を上手く使って、喜怒哀楽が表現されていおり、絵本を見てる子にも、キャラクターの気持ちが伝わる絵だと思います。
この絵本を購入したきっかけですが、「だるまさんが」の絵に魅了されてしまい、かがひろしさんの絵本なら間違いないと思い、即決で買っちゃいました(笑)。
美術を学んでいる学生さんや、イラストレーター、デザイナーを目指してる方にも、絵を描くときの参考になる作品だと思います。
コメント