さすがNHK教育テレビ番組!これで落語が好きになる!

この絵本ですが、NHK教育テレビで放送されていた「えほん寄席」を収録した作品となっております。
楽しい落語のお話が5作収録されていて、すてきなイラスト・挿絵もちゃんと編集されています。
また、放送音源を元にしたCD付録付き。
ゆかいな落語の世界を楽しめる絵本となっております。
毎度ばかばかしいお笑いを…【お題五席・あらすじ】
編集:NHKエデュケーショナル
発行所:小学館
ページ数、サイズ:62p、24×19㎝
<五つ星評価>
ストーリー:★★★★★
絵・しかけ:★★★★★
教育・知育:★★★★★
笑い・感動:★★★★★
◇総合評価:★★★★★
※落語について、ちょいとお勉強しましょうかね。
・落語の「話」は「噺」と表記。
・「噺」の構成としては、マクラ、本題、落ち(サゲ)が基本構造となっている。
・マクラとは、噺の出だし。自己紹介をしたり、本題に入るための流れを作ったりする最初の語り。
・演目の数え方としては、「一題,二題…」とか「一席,二席…」と数えたりする。
◆ 縁起担ぎ(えんぎかつぎ) ◆
噺:桂 宗助
絵:浅賀 行雄

言葉には、縁起の良い言葉と、縁起の悪い言葉があります。それを大変気にする人のことを・・・。
◆ てんぐの酒もり ◆
噺:桂 文我
絵:国松 エリカ

喜六、清八という二人の大阪の若いもんが、歩いて旅をしたというお話ですが・・・。
◆ 寿限無(じゅげむ) ◆
噺:古今亭 菊之丞
絵:松下 恵子

えー、相変わらずおなじみのお笑いでございますが・・・。
◆ 道具屋 ◆
噺:桂 平治
絵:矢吹 申彦

落語には、ボーッとしておりますが、楽しい人間が出てまいりまして・・・。
◆ 小倉船(こくらぶね) ◆
噺:桂 米平
絵:谷口 幸三郎

九州・小倉の港から、大阪へ向かって、大きな船が出ていきました・・・。
それぞれの「噺」についての『解説』<文:桂文我>もあるので、より落語の話を理解して、楽しめるようになっております。
「親御さん向け」に関連する絵本として、こちらも多く読まれています。
【絵本】『えんにち奇想天外』絵本の四字熟語を覚えるのに“四苦八苦”<5歳~7歳児おすすめ絵本>
絶対お買い得!5作品の絵本がこのお値段!【感想・まとめ】

この絵本を購入して一番感じたことは、とにかくお得感が凄い‼
この一冊で、5作品の絵本が楽しめるなんて凄すぎます‼
おまけにCD付きの付録があるのですよ!嬉しい~♡
あまり落語を知らない私でも、落語というものに興味が沸いたのですから、絵本の作りとしては、素晴らしい編集だと思います。
落語のお話も、すごく面白くて、何度も読みましたよ~。
私自身が、「もしかして落語家になれるのでは…」と思えるぐらい、付録のCDを聞きながら、落語家の話し方をマネしたりして読んでいました(笑)。
子どもに読ますのも良いですし、大人が読んでも満足する最高の絵本だと思います。
小学校の文化祭行事などで、親御様やPTA参加などがあれば、この絵本で落語をマスターして、お披露目するのも良いかも♪
買って損はないお買い得の商品?…絵本です!
絵本選びの参考にしていただければ幸いです。
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