【絵本】『いいから いいから3』どんな時も寛大なおじいちゃん<4歳~6歳児おすすめ絵本>

シリーズ作品

『いいから いいからシリーズ』第三弾!

絵本作家の長谷川義史さんが描く人気シリーズ絵本『いいから いいから』の第三弾が登場!
前作に続き、「いいから いいから」が口癖かと思えるほど、寛大なおじいちゃんが、またまた笑わせてくれます。
第二弾では、「おばけ」が登場しましたが、今回は、「貧乏神」が登場します。

今回も、おじいちゃんの「いいから いいから」言葉が、「貧乏神」に炸裂しますよ!

貧乏神をおもてなし⁉寛大なおじいちゃん!【あらすじ】

タイトル:いいから いいから3
作:長谷川 義史
出版社:絵本館
ページ数、サイズ:24p、26.6×20.4㎝
絵本ナビ

<五つ星評価>
ストーリー:★★★
絵・しかけ:★★★
教育・知育:★★★
笑い・感動:★★★
◇総合評価:★★★


絵本ナビ

あるひ さんぽしていると、
きったない じいさんがいた。
おじいちゃんが きいた。
「どうしましたな」
すると、きったない じいさんが
いった。
「いくところが ないんです。
わたし……
びんぼうがみ なんですよ」

「そうですか、かみさまですか。
いいから、いいから。
よかったら、うちに きませんか」
おじいちゃんが いった。
でも、ぼくは おもった。
びんぼうに なったら、
どうしよう…。

絵本ナビ

うちへ かえると、
いえのなかが
あらされていた。
「きんこが なくなっとる。
どろぼうが はいったんじゃ。
いきなり びんぼうじゃ。
いやぁ、さっそくですな、
さすが びんぼうがみですな」
おじいちゃんが いった。
「いえいえ
これくらい たいしたこと
ありません」
びんぼうがみが
ほほえんだ。

それから、お母さんは財布を落とし、お父さんは、働いている会社が倒産…。
おじいちゃんが「さすがは貧乏神!いい仕事しますなぁ」と褒めると、弱っていた貧乏神も自信ありげに胸をはった。
でも、困らせている貧乏神も、なんだか申し訳なく思い、友達である「福の神」を呼びますが……。


「長谷川義史」に関連する記事として、こちらも多く読まれています。
【絵本】『狂言えほん ぶす』日本の伝統芸能を楽しめる絵本<6歳~8歳児おすすめ絵本>

「いいから いいから」色々なニュアンスの違い【感想・まとめ】

「いいから、いいから」という言葉は、色々な場面で使われています。

・相手が遠慮しているときに「いいから いいから」と勧める。
・相手からお願い事をされたときに「いいから いいから」と引き受ける。
・相手が困っているときに「いいから いいから」と手助けする。

等々、たくさんありますね。
その「いいから いいから」という言葉を、作家の長谷川さんが、シリーズ絵本として出しているので、読み比べて見るにも、楽しいかもしれませんね!

コメント

タイトルとURLをコピーしました