【絵本】『いいから いいから』器の大きいおじいちゃん<4歳~6歳児おすすめ絵本>

シリーズ作品

なかなか難しい人間社会

相手が自分に対して、不利益や不快となる行動をおこされたら嫌ですよね。
でも、その嫌という感情を抑え、「これぐらい大したことないよ。いいから、いいから!」なんて言えるような器の大きさがあったら、なんだか幸せな人間関係を築けるような気もします。
よっぽどのことが起きない限り、嫌という感情が湧き出てこないし、相手にも好印象を与えますからね。
でも、現実はそう上手くいかない人間社会なのでしょうね…。

今回は、器の大きいおじいちゃんが繰り広げるユーモア溢れる絵本をご紹介します。

雷の親子が気まずくなった?!【あらすじ】

タイトル:いいから いいから
作・絵:長谷川 義史

出版社:絵本館
サイズ:26.6×20.4㎝
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<五つ星評価>
ストーリー:★★★
絵・しかけ:★★★
教育・知育:★★★★
笑い・感動:★★★★
◇総合評価:★★★★


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あるひの ゆうがた。
かみなりが ゴロゴロ なった。
ぴかっと ひかって、
ドーンと いった。
きがつくと、めのまえに
かみなりの おやこが
すわってた。

おじいちゃんが いった。
「いいから、いいから。
せっかく きて くださったんじゃ。
ゆっくりして ください」
ぼくも いった。
「ごゆっくり、ごゆっくり」
・・・・・・

―――  あれれ?今度はお風呂まで入るように進めているよ! ―――

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「きがえが ありませんな。
わしの パンツで よかったら
あたらしい やつじゃから。」
おじいちゃんが いった。
「いえ、おゆるしください。
パ、パンツまでは…」
かみなりの おとうさんが
あせ かいた。
「いいから、いいから。」
・・・・・・

――― なんだか、雷のお父さんは気まずい感じ…? ―――

はて?雷の親子は、ここへ一体、何しに来たのかな?……。

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「いいから いいから」色々なニュアンスの違い【感想・まとめ】

「いいから、いいから」という言葉は、色々な場面で使われています。

・相手が遠慮しているときに「いいから いいから」と勧める。
・相手からお願い事をされたときに「いいから いいから」と引き受ける。
・相手が困っているときに「いいから いいから」と手助けする。

等々、たくさんありますね。
その「いいから いいから」という言葉を、作家の長谷川さんが、シリーズ絵本として出しているので、読み比べて見るにも、楽しいかもしれませんね!


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